僕はおそらく大学生のころ(1997,8年くらい)にトマトの水煮缶という
存在を知りました。
ちょうどインターネットとスパゲッティと携帯電話が足並みをそろえて
日本国中に爆発的に流行りだしているころでした。
いつからかスパゲッティはパスタという名前になりました。
食堂や喫茶店でナポリタンとミートソースとたらことボンゴレの4種類で
ローテーションされていたスパゲティはパスタと名前を変え、
ペペロンチーノとか、ポモドーロとか、ペスカトーレとか
カルボナーラとかマトリチャーナとかアラビアータとか。
呪文のような名前の今まで食べたことのない
パスタに怪しげな名前のワインとともに僕は夢中になりました。
ラーメンやそばよりも圧倒的な味の自由度があり、
量も自分で決めることができるスパゲティは僕らにとって
すべてが驚きでした。
今日は大学生のころから15年くらい繰り返しつくっている
トマトソーススパゲティを作りました。

出汁としてチキンコンソメを少し入れていますが、
ブイヨンでも本だしでもあご出汁でもヒガシマルのうどんスープでも
それぞれ個性が出たおいしいソースになります。
今回ソーセージを入れましたが、もちろん
どんな肉でもOKですし、肉によってカレーのように味が変わるのが
楽しかったりします。
【レシピ】
①ニンニクみじん切り小さじ1と鷹の爪1本を
オリーブオイル大匙3でじわじわ炒める。
②香りが出たら、切ったソーセージをいれて炒め、
トマトホール1缶を入れる。
③ふたをして煮詰め、白ワイン大匙2、チキンコンソメ適宜、
塩、黒こしょう、白こしょう適宜
④さらにふたをして煮詰める。水分量が最初の3分の1くらいになり、
味見をして酸味がある程度とんでいたら(御好みですが)完成。
※ゆでたスパゲティに好きなようにあえて食べます。
僕の場合は、200gのスパゲッティに合わせて、たっぷりの
トマトソースと一緒に食べるのが好きです。
煮つめれば煮詰めるほど酸味が消えていきますが、
トマトといえば酸味と甘みのバランスですので、
ある程度残すのがお勧めです。
僕は10分くらい煮ます。
スパゲッティの最高傑作です。
[0回]